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やっと高校生になって、ゆとり感が抜けたブログ。サブカル中心とした学校生活を送ります。過度な期待をしてやってください。

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FMV-65MC8C/W
「さて突然ですが、今日からラスわる!強化月間に入ったことをご報告します!」
音瑚まろん
「一応知らない人がいると困るので説明するが、『ラスわる!』、正式名称『ラストワールド -the Battle School Days-』とはボクが書いてる自作小説なわけです」
セイバー
「しかし突然にもほどがありませんか? たしか、前は日記重視のブログにしていく方向で毎日やっていくと言っていたのでは?」
音瑚まろん
「うーん……。時にはラスわるも書いとかないと、人間的にダメになると急に感じてね。それに、もしかしたら冬コミのサークルで通った場合、ラスわるを販売したくてね。それでせめて一巻分は書き終えよう!と思ったわけさ」
朝倉由夢
「コミケに出せるような代物なの?」
音瑚まろん
「まあそこは勘弁してくれ。それでもセイバーを生みの親、かの奈須きのこ様のような小説家を目指す俺にとっては1つの試練みたいなもんだし。それに、電撃小説大賞の締め切りまでには確実に完成させたいしね」
フィーナ
「なんかいつにも増して真剣ね。それじゃあ私も応援するわ!」
FMV-65MC8C/W
「それではまず、今までに執筆してきた『ラスわる!』の目次でーす☆」

ラスわる!-the Battle School Days- 本編目次

0)
序章 鮮血の闇夜 〔全1ページ完結〕

1)
第一章 春、来たり 凜、来たり!? 〔全1ページ完結〕

2)
第二章 そして始まる学園生活(Ⅰ) 
  
第二章 そして始まる学園生活(Ⅱ)
  第二章 そして始まる学園生活(Ⅲ)
  第二章 そして始まる学園生活(Ⅳ)
  第二章 そして始まる学園生活(Ⅴ) 〔全5ページ完結〕

3)
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅰ) 
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅱ) 
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅲ) 
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅳ)
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅴ)
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅵ)
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅶ) 〔全七ページ完結〕

4)
第四章 闇夜を穿つ刃(Ⅰ)   
  
第四章 闇夜を穿つ刃(Ⅱ)   
  
第四章 闇夜を穿つ刃(Ⅲ)   
  
第四章 闇夜を穿つ刃(Ⅳ) 〔全四ページ完結〕

5)
第五章 困惑する現実の中で(Ⅰ)   
  
第五章 困惑する現実の中で(Ⅱ)   
  
第五章 困惑する現実の中で(Ⅲ)
  
第五章 困惑する現実の中で(Ⅳ)
  第五章 困惑する現実の中で(Ⅴ)
  
第五章 困惑する現実の中で(Ⅵ) 〔全六ページ完結〕

6)
第六章 決意、新たに(Ⅰ)
  第六章 決意、新たに(Ⅱ)
〔9/4 New!〕

セイバー
「こうして見ると結構書いてるんですね」
フィーナ
「それで、できれば何だけど、この投票ボタンをクリックしてもらえるとうれしいの。音瑚君のためにもお願いね☆」
 

音瑚まろん
「てなわけで今日は目次を新たに作ったけど、強化週間なので次はキャラクターに関する内容でお送りしたいと思います。
正直、完全に冬コミ、電撃小説大賞に向けて本気で取り組むべきかと」
FMV-65MC8C/W
「そうは言っても、明日はおそらくまたいつものようにエロゲな内容かも知れませんのでご注意を!」
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「ズゴン!」
 物凄い爆音と共に、屋上のコンクリートの床が崩れ落ちた。その爆風から姿を現したのは、まさしく昨夜襲ってきた“概念の主”と呼ばれし男だった。
「大丈夫か、凜!」
 さっきの爆風によって数メートル吹っ飛ばされた俺と凜だったが、一瞬男の姿を見た俺はどうにか体勢を構えられたおかげで大した衝撃は受けなかったが、凜は完全に不意を突かれたらしく、強くコンクリートに叩き付けられてしまった。
「う、うん……。ちょっと不意を突かれちゃったね……、くはっ!」
「凜!? 本当にお前、大丈夫なのかよ!?」
 凜は吐血しながらよたよたと立ち上がった。脇腹を押さえているところを見る限り、完全に骨が折れているに違いない。もはや大丈夫と言える領域じゃなく、“死”に近い状態だった。
 十七番目の概念の主、リリューク。その男は昨夜と同じ全身紺色の出で立ちで、目にはやはり目隠しで巻かれている。手には鋭く光るナイフを握りしめたその姿は、“恐怖”そのものを具現化したようだった。
「フ。その程度で死ぬようではな……」
 男は空中に浮いていた。普通なら超常現象として認識されるが、今回の場合は現実だ……! 
「やっぱりお前なのか、リリューク!」
「ほお。我が盟を覚えてくれたのか、久遠鍵士。それはまた光栄な事だな」
「どうしてだ!? どうして、お前は俺を殺そうとするんだ!」
「理由などないな。これは我々概念の主としての宿命であり、使命だ。もはや誰にも逆らうことは出来ないのだ。この殺し合いをな……」
「そんな……! どこに俺たちとお前ら概念の主が殺し合う理由があるんだよ!」
「あるんだよ!」
 リリュークはナイフを構え、突進してくる。こちらには武器一つ無い。素手でどうやって戦えると言うのか。
「くっ……!」
「ダッ」
 ――凜!?
「お兄ちゃんには指一本、触れさせないんだから!」
 凜は鍵士の目の前に立ちはだかる。だが、リリュークのナイフは止まることなく、そのまま凜の胸へと突き刺さる。
「あっ……」
 リリュークのナイフは完全に凜の胸を貫通していた。貫通している所からはドクドクと血が絶え間なく流れ、凜の制服を真紅に汚す。そのまま、凜は気を失いつつ、鍵士の目の前で倒れた。
「凜!」
 とっさに凜を抱きかかえる。まだ生温かい血が抱きかかえた手も紅く染めた。凜の意識はもはや薄れつつあるらしく、まさしく虫の息だった。
「凜! しっかりしろ凜!」
「お……兄ちゃ……ん……。ゴメンね……、私はお兄ちゃんを守るためにここまで来たのに……、やっぱり守ること……、できなかったね……」
 いつのまにかリリュークのナイフは凜の胸から消えていた。リリュークの手にはさっきのナイフが再び握られていた。どうやら具現的な代物ではなさそうだ。
 凜の瞳にはうっすらと泪が浮かんでいた。
「死ぬな、凜! 頼むから死なないでくれ!」
 鍵士の泪が凜の頬にこぼれ落ちる。その泪は凜の頬を筋を立てながら地面へと流れる。
「ありがとう……、お兄ちゃんがそう言ってくれるなんて、凜、とっても嬉しいな……。あのさぁお兄ちゃん、凜、死ぬ前に一つ……、たった一つだけお願いなんだけどね……、凜のこと、「好き」って言ってくれる……?」
「今更、何言ってんだよ、凜! そんな事ぐらい何回でも言ってやるよ! 好きだ! 好きだ! 凜、俺、お前の事大好きだっ!」
 無我夢中で「好きだ」と連呼する俺を、凜は満面の笑顔で見つめていた。遠のく意識の中での、凜にとっての精一杯の笑顔だった。
「フ……、泣かせてくれるじゃないか」
 リリュークは鍵士と凜の元へと歩み寄ってきた。
「まったく馬鹿な奴だ……。貴様を庇わなければ、無駄死にする事もなかったのにな」
「リリューク、お前ぇぇ!」
 怒りのあまり、鍵士は我を忘れ、リリュークへと突きかかった。だが、そんな事をしても武器も何も持たない鍵士がリリュークに太刀打ちできるはずもない。リリュークは鍵士の腕を掴むと、その反動で同時に鍵士の襟首を掴み上げた。まさにそれは一瞬の出来事。
「くそっ……!」
「何故無意味だと分からぬのだ。所詮貴様ら一介の人間共がこの俺を倒そうなど、笑止千万だな」
 鍵士の襟首を軽々と掴み上げつつ、リリュークは静かに笑った。
 ――くそっ! 凜が、凜が死んだんだぞ! 俺を庇ったせいで! なのに、なのに俺はこいつに何もすることなく殺されちまうのかよ……!――
「フフフ……、そうだ、自分の無力さを知るがいい! そして、今日ここで! 貴様は俺の手で葬ってやるのさ!」
 ――俺がこいつら化け物を倒すことが出来るだと? やはり俺には何の力も無い、ただの高校生なんだ……。それなのに、どうして凜が、俺が殺されなくちゃならないんだよ!――
 鍵士は心から叫んだ。何故自分と、そして凜がこのような戦いにいきなり巻き込まれ、理由も分からず殺されるのか。もはや不当な運命でしかない現実。俺は本当に殺される運命だったのか……?
 ――そんなこと、嫌に決まってる! だから……――
 ――だから、力が、力が欲しい! 凜を殺したこいつを倒せるほどの力が……!――
「――欲しいのか、力が?」
 その時、突然、微かに声が聞こえた。
「お前の言う力とは一体なんだ……?」
 また聞こえる。今度ははっきりと。確かに誰かの声がまるでテレパシーのように心の奥底で響き渡るように聞こえる。
 ――ああ! 力が欲しい、大切な人を守る力が!――
「――その願い、聞き入れたり」
 急に眩い光が鍵士とリリューク、二人を包み込んだ。
「何だ、この光は!」
「うおっ!?」
          *     *     *

「ここがとしょかんかー! やっぱり広いんだねー、それに本もいっぱいだー!」
 子供のようにはしゃぐ凜。それにしても図書館に来るなんて何ヶ月ぶりだろうか。そもそも、図書館に来る奴なんて、どっかの真面目な優等生や本好きなやつらだけだ。俺にとってはこんな場所、無関係というわけだ。
「お兄ちゃん、こっちこっち!」
「おいおい、あまり走るなよな。じゃないと、図書委員に怒られちまうからな……!」
 その時、図書室の中央にある本の貸し出し窓口が目に入った。そこには、他ならぬ雨宮その人がいた。
 ――そうか、雨宮は確か図書委員だったっけな――
 それにしても雨宮は読書以外、することがないのか? やはり椅子に腰掛けながら、分厚い本を読んでいる。完全に自分の世界に入っているのか、それとも周りの外界に興味を持っていないのか。そうでもなきゃ、いつもいつも読書出来るはずがない。
 しかしその姿はやはり何か神秘的な、雰囲気に包まれていた。第一、眼鏡属性というのが狡い。あそこまで眼鏡が似合うやつが過去十七年間にいたか!? 
「お兄ちゃん、早くー!」
「今行くから、待ってろって!」
 雨宮はおいといて、今は凜との学内巡りが先だ。すぐさま、凜の方へと向かった。どうやら凜は本棚から何かの本を出したいらしい。しかし凜の身長はその本が置かれてある高さより全然低い。そのため一生懸命、背伸びをしたり、ピョンピョンと跳びはねても、指先にかするので精一杯なのが現状だ。
「どうしたんだ、凜? 何か取りたい本でもあるのか?」
 まあ、見りゃ分かるんだがとりあえず質問。
「う~ん。どうしても取りたい本があるんだけど、見て分かるとおり本棚が大きくて取れないんだ」
「はいはい。それじゃあ取ってやるよ。どんな名前の本だよ?」
「アリガト! えーとね、『必殺☆滅殺☆中国拳法虎の巻』って本」
 ――なんだその本のタイトル……。流石はうちの図書館、どんな本でも置いてあるんだな――
「えーと、必殺☆滅殺……っと、お、あったあった」
 その本は本棚の最上部に置かれていた。ほこりに覆われているのを見る限り、読まれている形跡は無い。背表紙は筆字で重々しく虎の巻と書かれてある。名前のわりには意外とマジな本のようだ。
「チッ。結構高いな。俺の身長でもあの本は取れそうにないぜ、凜」
「それじゃあさ、肩車すればとどくんじゃないかな?」
 なるほど、俺の身長ではダメでも、凜と合わせた身長なら2メートルぐらいはあるだろう。それなら余裕だ。
「よし。それじゃ、しっかりと肩につかまれよー!」
「やったー! 取れたよ、お兄ちゃん!」
 凜は勝ち誇ったような笑顔で本を抱きかかえながら、背中から降りた。
 結局その本を少しの間読んでいた凜だが、完全に名前負けの内容だったらしく、書いてある事は全て既に習得しているから意味がない、らしい。まあ、その通りだろう。
 そのまま、本は借りずに、またブラブラと図書館の中を見た。久しぶりというか、ほぼ初めて見る俺だったが、よくもまあ、こんな図書館があるもんだな、と感じた。床や壁、それに柱は全て大理石のようだし、蔵書量だって見ただけで普通の図書館の十倍はある。その他にも様々な造形芸術作品と呼ばれる彫刻、それに絵画、果ては図書館の中にあるはずのない滝まで流れている。どれだけの金をかければこんな図書館が造れるんだ?

「どうだった、図書館は?」
「うん、思った以上に広かったー。でも、朝から見てると段々スケールの大きさに慣れてきたのかな、逆にそれが普通に思えてきちゃった」
「凜もようやく学園の生徒になってきてる証拠だな。そりゃ、ここに通っていればスケールの大きさにも慣れてくるのが当たり前だしな。それで、次は何処に行こうか?」
 朝と放課後で、俺の考えるだいたいの名所・スポットは巡ることができたし、もう特に巡るところは思いつかない。
「う~んとね、それじゃあ屋上に行きたいな!」
「屋上か……。成る程、確かにまだ見てないし、最後にはもってこいの場所だな。よし、それじゃあ最終下校時刻も迫ってきてることだし、最後は屋上に行くとするか」
 高等部の校舎は大学部には劣るが、それでもかなりの高さがある。エレベーターが完備されている事自体、それを表している。そのため、屋上から見る風景はまた格別である。とは言っても、普段、特にお昼時は生徒で溢れかえるので入ることさえ難しい。だが今の時間帯なら、いても告白するような生徒同士ぐらい。人がいることは滅多に無い。
「よし、どうやら誰もいないようだな」
 予想通り、屋上には誰一人として姿は無い。
「ほら、こっから見てみろよ、凜。すっごく景色が綺麗だから」
「ホントだー! こんな綺麗な夕焼け空、初めて見たかもー!」
 太陽の沈みかけた茜色の夕焼け空は、この屋上だからこそ眺められる絶景だった。紅華ヶ丘町の姿がよく見える。米粒くらいの人が、たくさん動いている。
 ――本当に、この町は今、危機に曝されているのだろうか……――
 もしそうだとしても、やっぱり今日もこの町の人たちはいつも通り、平和そうに暮らしているじゃないか。そりゃ、笑っている人、悲しそうな人、怒っている人。それぞれが皆、この時を様々な思いを抱きながらそこにいる。それでも、平和には変わらないんだろう。
「なあ、凜。俺……、やっぱり……」
「ん、何?」
 鍵士が何かを言いかけた瞬間だった。鍵士は凜の背後に迫る影の姿を見てしまった。
「凜!!」

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性別:
男性
職業:
高校生を主にやってる
趣味:
PCゲーム、QMA、他サブカル全体。あと、エ〇ゲ。
自己紹介:
嫁:ふたみたん(byいつか、届く、あの空に)
  関羽さま(by恋姫†無双)
本日のオカズ:ヤンデレやメイド、最近メカ娘にも手を出し始めたようだ
好きなPCゲームw:いや、これといったものはない。浅く、広く、鬼畜を除く
崇拝する絵師:萌木原ふみたけ


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