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やっと高校生になって、ゆとり感が抜けたブログ。サブカル中心とした学校生活を送ります。過度な期待をしてやってください。

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ラスわる!-the Battle School Days- 用語目次


久遠鍵士【人名】 〔重要度:★★★★★〕
如月絵莉菜【人名】 〔重要度:★★★★★〕
久遠未由【人名】 〔重要度:★★★★〕
国立アルカディア学園【施設・組織】 〔重要度:★★★★★〕
久遠遙【人名】 〔重要度:★★★★〕
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ラスわる!-the Battle School Days- 本編目次

0)
序章 鮮血の闇夜 〔全1ページ完結〕

1)
第一章 春、来たり 凜、来たり!? 〔全1ページ完結〕

2)
第二章 そして始まる学園生活(Ⅰ) 
  
第二章 そして始まる学園生活(Ⅱ)
  第二章 そして始まる学園生活(Ⅲ)
  第二章 そして始まる学園生活(Ⅳ)
  第二章 そして始まる学園生活(Ⅴ) 〔全5ページ完結〕

3)
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅰ) 
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅱ) 
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅲ) 
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅳ)
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅴ)
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅵ)
  
第三章 過ぎゆく幸せの刻 忍び寄る影(Ⅶ) 〔全七ページ完結〕

4)
第四章 闇夜を穿つ刃(Ⅰ)   
  
第四章 闇夜を穿つ刃(Ⅱ)   
  
第四章 闇夜を穿つ刃(Ⅲ)   
  
第四章 闇夜を穿つ刃(Ⅳ) 〔全四ページ完結〕

5)
第五章 困惑する現実の中で(Ⅰ)   
  
第五章 困惑する現実の中で(Ⅱ)   
  
第五章 困惑する現実の中で(Ⅲ)
  
第五章 困惑する現実の中で(Ⅳ)
  第五章 困惑する現実の中で(Ⅴ)
  
第五章 困惑する現実の中で(Ⅵ) 〔全六ページ完結〕

6)
第六章 決意、新たに(Ⅰ)
     第六章 決意、新たに(Ⅱ)
  第六章 決意、新たに(Ⅲ)〔9/12 New!〕

作者からのコメント(9/12):
正直書くペースが当初より落ちていますが、そこんとこは勘弁して下さい……。
やっと学園恋愛ものから学園殺し愛風へと話が進む(?)
なんか、八岐大蛇が単に使いたかっただけです
ところで最近このボタンを忘れてませんか?

クリックしてくれるだけで泣いて喜びます!更新率も上がります(きっと)

「『もしもし』じゃなーい! ちょっと鍵士、あんた少しは頼りがいのあるところ、絵莉菜に見せなさいよ」
「あんまり耳元で大きな声で叫ぶなよ! 鼓膜が破れたらどうすんだよ!」
「あんたの鼓膜なんかどうなったて、アタシには関係ないから。それよりね、絵莉菜を彼女にしたいと思うんなら、少しはアタシ
の言うこと、聞いておいたほうが、鍵士にとっても得だと思うんだけどな~」
「ブチッ」
 携帯を切った。
「絵莉菜、携帯返す。さっさとA組の場所、行こうぜ」
「うん。瑠璃ちゃんは何て言ってたの?」
「あ、いや……。たいした事じゃない。とにかく行こう、絵莉菜」
 瑞樹の言うことも間違ってはいない。この調子では、絵莉菜との関係が今までより進展することはまずありえない。
 ――やはりしゃくだが、瑞樹のアドバイスを聞くべきなのか……。瑞樹は俺とは比べものにならないぐらい、恋愛経験豊富
だろうし、あんな事やこんな事もおそらく経験済みなのだろうしな―― 
 と、何勝手に俺はそんな妄想をしてるんだ! やっぱり素直に瑞樹の言うことを聞くのは何かと不安だし、もしかしたら変な
方向に向かってしまうかもな……。でもまあ、今後は少しだけ瑞樹の力を借りておいた方がいいか。

「やっと着いたか」
「おお、久遠。随分遅かったな」
「もうとっくに始まってるわよ、始業式」
 敦志と瑞樹の二人は、さっきまで喧嘩していたとは思えないほど、淡々とした口調で喋り、ただ、敦志の身体の至る所に生々しい
傷跡が残っていること以外は、まるっきり普通だった。
「ところでさ、鍵士。あれってあんたのお姉さんでしょ?」
 瑞樹の指差した方向には、体育館のステージに凛々しく立つ、実の姉の姿があった。
「ああ、そうだけど」
「やっぱり遙さんっていつ見ても綺麗だよね」
 絵莉菜が姉貴の姿に、惚れ惚れとしながら言った。
「まったくだ。あんなにも美しい生徒会長を姉に持つとは、鍵士が羨ましいかぎりだ!」
「言っておくがな、敦志。あれはあくまでもこの学校での仮の姿。実際の家にいるときの姉貴なんか、もっとだらしなくていい加減な
性格なんだからな」
「鍵士、つまらない冗談はよせ! 生徒会長に失礼だろうが」
「いや、だから、そうじゃなくて……」
 壇上に立って、始業式を取り仕切る生徒会長、つまり俺の姉貴だが、やはり家にいる時のあのダラッとした様子など、まるで嘘とでも
いうように、ピシッと背筋を伸ばし、制服を綺麗に着こなし、きちんと整えたロングヘアーを揺らす姉貴は、まるで別人だった。
 ――いつもああなら、姉貴もいいんだけどな――
「ねえ、久遠君。遙さんの隣に立っている生徒、誰かな?」
 絵莉菜の言うとおり、姉貴の隣にも同じように凛々しく立つ、生徒がいた。特に目を引いたのは、その彼女の髪が、姉貴以上に長く
伸びており、その真紅の赤い髪は地面にまで達するほどであることだ。
「ほんとだ。あんな生徒初めて見たな」
「馬鹿な! 何故あんな美人な女子を俺は知らなかったんだ。おかしい、俺の女子生徒情報網は完璧なはずなのだが……。ああ、俺の
人生にとって一生の不覚!」
「チェストー!」
「ドスッ」
 瑞樹はすかさず、独り言のように喚く敦志に、一発、見舞ってやった。
「な、瑞樹……、貴様!」
「バカは少し黙ってな! あんたが話に入ってくるとややこしくなるから」
「る、瑠璃ちゃん。いくら何でもやり過ぎじゃないかなあ? 敦志君、可哀相だよ」
「いいのよ、絵莉菜。バカには、このぐらいしてやんなきゃいけないのよ」
「おい、そこ! 静かにしなさい!」
 あまりの俺たち四人のうるささに、辺りを見回っていた塚原も気付いたらしく、怒鳴られてしまった。
「ハ~イ、分かりました塚原センセィ。な~んて、塚原ウザッ! これぐらいのお喋り、許容範囲でしょ」
「ねえねえ瑠璃ちゃん、遙さんが何か話すみたいだよ」
 遙はマイクの置かれた台の前まで進むと、一度小さく咳をし、そして第一声をあげた。
「はい、皆さーん! 今年度、生徒会長を務めさせてもらう久遠遙です。今日からよろしくお願い致します」
 まだ自己紹介だというのに、体育館の中は歓声をあげる生徒達でいっぱいだった。
「ありがとうございます。さて、春休みは楽しめましたか? そんな生徒もそうでない生徒も、この国立アルカディア学園生にとって、
今日という日は、新しい学年でのスタートの日であり、また、新入生にとっては新たな一歩を踏み出す大切な日でもあります。その記念
すべき今日、この日にこのような場所でこのような事を話せて、私はとても幸せです!
 皆さんも、この由緒あるアルカディア学園の生徒としての誇りを持ち、そして生徒同士での友情を深めあう場、男女の愛情を育む場として
この学園生活をより素晴らしいものへとしていきましょう!」
 なんて素晴らしい生徒会長の御言葉なのだろうか。ほぼ全ての生徒がうっとりしながら聞き惚れている。特に、新入生なんかは目を
キラキラと輝かせながら、まるで生徒会長を神様でも見るように、尊敬の眼差しで見つめていた。
 絵莉菜も例外ではなく、「はわわゎ~」という感じで聞き入っていた。敦志の場合は、少しずれているというか、生徒会長の言葉は
ともかく、その美しさに魅了されてしまったようで、どこから出したか分からない、高性能デジタルカメラで生徒会長の写真を撮りまって
いた。瑞樹と俺だけは、周囲の生徒とは違っており、瑞樹はつまらなそうに携帯をいじっており、俺も、どこで感動できるのかが、さっぱり
分からずにいた。
 ――敦志の相変わらずの女好きは分かっているが、その標的が姉貴っていうのはなんか複雑な気分だな……――
「ところで話は変わりますが、私、生徒会長の大切な補佐役、副生徒会長が今まで公表されていませんでしたが、ようやく決定致しましたので
今ここで、報告したいと思います!」
 そういえば姉貴から聞いていたが、生徒会長は満票一致で姉貴に決まったらしいが、副生徒会長の座は、いろんな学内の派閥だ、なんだで
去年の最後まで決定しなかったらしい。生徒会長に絶対的権力のあるこの学園においては、副生徒会長というポストもまた、かなり権力のある
ポジションなんだとか。生徒同士での噂では、学園一厳しい委員会、風紀委員会の委員長であり、生徒会では前年度、書記を担当した、水島蒼花
が最有力候補らしい。まあ、経歴でいえば、学内での地位が高いのも頷けるって話だ。
「それではご紹介しましょう!」
 生徒会長がそういうと、今までその隣で静かに立っていたあの赤いロングヘアーの謎の美少女が、静かに壇上の中央へと歩み寄り、そして
マイクを構え、一言。
「初めまして、皆様。今年、フランスから留学してこの国立アルカディア学園に、高校二年生として編入し、副生徒会長を務めさせてもらう
ことになりました、『フィルフレアス・フォンダルク・アルハイム』と申します。少し長い名前ですので、皆さんは『フレア』とお呼び下さい」

◎ なんかもう高校生…
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◎ 管理人は何者?
HN:
音瑚まろん
性別:
男性
職業:
高校生を主にやってる
趣味:
PCゲーム、QMA、他サブカル全体。あと、エ〇ゲ。
自己紹介:
嫁:ふたみたん(byいつか、届く、あの空に)
  関羽さま(by恋姫†無双)
本日のオカズ:ヤンデレやメイド、最近メカ娘にも手を出し始めたようだ
好きなPCゲームw:いや、これといったものはない。浅く、広く、鬼畜を除く
崇拝する絵師:萌木原ふみたけ


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